川上木材のビジョン
業界も距離も超えた繋がりを。
さまざまな人たちが、さまざまな才能を発揮するお手伝いをしたい。 異なる業界・異なる地域の人たちから刺激を受けたい!
そんな想いでいたら、 いつの間にか、地元の学生さんや団体・全国各地の企業といっしょに 商品を開発したりプロジェクトを進めたり、その商品を取扱ったりするようになっていました。
魅力的!と感じる商品を扱う製作所や会社って、地元・宮崎にも、全国にも、たっくさんある!
みなさんも、そう思うことありませんか?
応援したい!と思ったら、僭越ながら話しかけに伺います。
いいな!と思ったら、気恥ずかしいけどその想いを伝えます。
私たちに何ができるか、何がお手伝いできるかは分からないけれど、一緒に活動しましょう。
デザインプロジェクトを進める高校生や、
地元・宮崎を再発見しようとしている大学生、”地方”を初めて知った東京の美大生。 ”障害者”という肩書きで出会った人は、実は丁寧な木材加工を得意とする人だったと、私たちが発見する。
木材に関わる”同業者”においても、地理的・歴史的に異なる場所で活動する人たちからは、やはり大きな刺激をいただきます。
それぞれの得意な業務や加工も異なるし、シャイな川上木材と違ったどんどん前に出る気質のチームもあります。函館や栃木をはじめとした日本各地に共に活動する仲間がいます。
新しい視点から面白い発想が生まれたり、その発想から私たちが再発見したり。
協力して新しいものを生み出す楽しさ、応援したいという気持ちが、私たちのビジネスで大切なものです。
宮崎って、いいよね!
川上木材のホーム・宮崎の様々な美味しい特産品は、おかげさまで、全国に知られるようになりました。
でも実は、知名度のあるアレやコレ以外にも、手塩にかけて作られたもの・気持ちを込めて育まれたものが、たくさんあるのです。それらは本当にある特定の地区でしか知られていないもので、私たちはその地区に納品に伺ったり、その地区の人と知り合いになったりという機会があって、初めて出会うことができました。
もっともっと多くの方に、この素敵なものを知ってもらいたい。
宮崎県産品の取扱い・地域商材の輸出など、魅力を広めていくお手伝いを積極的に行っています。
木の魅力再発見。
技術が新しく進歩すると、また新しい木の魅力が引き出される ― 40年を超えて木材を扱っている川上木材でも、いつも木の魅力を再発見しています。
新しい技術の1つには、レーザー加工機があります。レーザー光線により、精緻な切り抜きや刻印ができます。精緻な写真や文字を刻印した「木の賞状」、細かな凹凸のあるパーツを組んで平面の板から立体的なオブジェを作ることのできる「KIKUMIシリーズ」などをオリジナルデザインで開発しています。
パワーあふれる仲間の力で見つけた木の魅力もたくさんあります。私たちだけでは思い付かなかったアイデアが、どんどん実現しています。川上木材は、直接関わったり、応援したりしています。
例えば、空港に、映画館に、杉材をふんだんに使うこと。
例えば、杉材を使って室内の音環境(響きなど)を改善できること。
例えば、端材扱いだった丸太の残り(半円)を継いで、板材にすること。
新しい木の魅力には、きっと、これからもたくさん出逢うでしょう。今からワクワクしています。
また、日本固有種である「杉」は、それ自体がとても魅力的です。
韓国や中国などの海外の方にも、杉の良さを知っていただけることを願って、輸出にも力を入れています。
加工技術やデザインの力、みなさんとのつながりを通して、多くの方に木の魅力を伝えられることを目指しています。
写真提供:宮崎キネマ館