SDGs達成に向けた取り組み
川上木材が取り組んでいる活動について、ご紹介します。
独立行政法人国際協力機構様(JICA)にて採択
【概要】
2019 年度第一回 中小企業・SDGs ビジネス支援事業 ~基礎調査~
対象国: タンザニア国
調査名: 持続的な森林経営のための宮崎型木材産業振興に関する基礎調査
この事業を通じて貢献を目指すSDGsのゴール
川上木材としてできることは何だろう?
タンザニアの森林は、毎年、東京都と神奈川県の合計に相当する48万haずつ減少していると言われています。伐採された木の多くは燃料として使われています。
森林の経済的価値を高め、持続可能な森林利用・保全を行いたいというのがタンザニア政府の方針ですが、あまり進んでいないのが現状です。そこへ宮崎型の持続的な木材の利活用方法-《責任ある方法で伐採・搬出された原木を、人工乾燥や日本側の独自の技術により余すところなく良質な素材として加工する評価の高い技術》を導入することにより、製材業の単純な手間賃仕事から高度木材製造業への転換を図り、産業化・雇用創出・輸出拡大に貢献したいと考えています。
その第一歩として、2022年の現地訪問と基礎調査を予定しています。
森林の経済的価値を高め、持続可能な森林利用・保全を行いたいというのがタンザニア政府の方針ですが、あまり進んでいないのが現状です。そこへ宮崎型の持続的な木材の利活用方法-《責任ある方法で伐採・搬出された原木を、人工乾燥や日本側の独自の技術により余すところなく良質な素材として加工する評価の高い技術》を導入することにより、製材業の単純な手間賃仕事から高度木材製造業への転換を図り、産業化・雇用創出・輸出拡大に貢献したいと考えています。
その第一歩として、2022年の現地訪問と基礎調査を予定しています。
20有余年ぶりの再会の喜びを、具体的な活動につなげる
タンザニアに関心を持ったきっかけは、2013年6月横浜で開催された第5回東京アフリカ開発会議(TICAD V)参加のため来日したある一人のタンザニア人と現代表・川上との再会にあります。その方は宮崎の大学留学時代に川上宅を何度も訪ねてきてくれた方。卒業以来、20有余年ぶりの日本での再会でしたが、その返礼として今度は川上が2016年11月にタンザニアを訪問しました。製材業者、家具製造業者等を視察し、そこで目の当たりにしたのは・・・木材の育成技術や加工技術が確立されていないことに起因する、木材の質の低さ、木製品の質の低さ、未利用材の多さでした。帰国後さらに調べてみて、アフリカにおける森林伐採の課題、REDDプラス等の地球規模の課題とアフリカとの関わりを知りました。
林産業に携わる者としてどのような貢献ができるか、様々な有識者と意見交換した末、この事業提案の核である「タンザニアにおける木材の質を改善することにより、木材の需要を喚起する。木材利用を活発にすることにより、持続的な森林利用や森林保全につながり、地域住民の安定した生活が守れるのではないか」という考えに至りました。
たくさんの方々にご協力を頂きながら、この事業を進めています。
・・・もっと詳しい内容をお聞きになりたい方はお気軽にお問い合わせください。
参考リンク
- JICA PRESS RELEASE 「JICA 中小企業・SDGs ビジネス支援事業の採択案件決定」(2019.8.26)
- JICA PRESS RELEASE 「宮崎の企業がタンザニアの林産業振興に挑む!」(2019.9.17)
- JICA 中小企業・SDGsビジネス支援事業 基礎調査(中小企業支援型)
- JICA 2019年度第一回中小企業・SDGsビジネス支援事業-基礎調査- 採択事業一覧