香港のお客さまを「山のダイゴミプロジェクト」林業ツアーにお招きしました。
「山のダイゴミプロジェクト」とは、山や森での伐採の過程で生まれる木材や木っ端(こっぱ)を、単なる「ゴミ」として扱うのではなく、そこにある「価値・背景・楽しみ=醍醐味(ダイゴミ)」として捉え直し、次の形へと繋げていく取り組みです。この思想は、武蔵野美術大学による《山のダイゴミ展》での展示・研究を通じて可視化され、林業・デザイン・暮らしを横断する新しい価値提案として評価されてきました。
また、その活動はウッドデザイン賞を受賞し、無印良品のプロダクトシリーズ「山の木っ端」へと発展するなど、山の資源を社会とつなぐ実践として広がりをみせています。
ツアー当日、迫力あるスギの伐採シーンでは自然と拍手が起こり、参加者からは「木が倒れる瞬間は少し悲しかった。でも、これはこの木の新たな始まりなのだと感じた」という言葉が聞かれました。
育苗の現場、原木市場、そして最終的に木材が製品や建築へと姿を変えていくプロセスまでを体感していただき、木と人が繋がり続ける循環の中にこそ“ダイゴミ”があることを、共に感じられた時間となりました。
川上木材は、この「山のダイゴミプロジェクト」の思想を海外にも発信していくことをミッションと考えています。
日本の林業が培ってきた技術、山と向き合う姿勢、そして資源を使い切る文化を世界各地の建築・デザイン・ものづくりの現場へ。
山から始まる物語を、国境を越えて共有すること。
それが、私たちが目指す未来です。
